i-revoスカイガールズ

スペシャル

Tプロデューサーに聞いてみました

いよいよ放送が間近に迫ってきたTVシリーズ「スカイガールズ」。 「スタート直前!大特集」では先行発売されたOVA版や、TVシリーズの予告編など「動く」スカイガールズたちをご覧いただいていると思います。 しかし、スカイガールズの世界にはいろいろ謎が隠されているようです。

TVシリーズ開始に先駆けて、このスカイガールズの世界を「予習」しておきましょうということで、富Pこと富田プロデューサに突撃してきました。
スカイガールズ広報部担当(以下、広)突然ですが!お話を伺いにまいりました!
受けてたちましょう画像
富田プロデューサ(以下、富)はい、受けてたちましょう。


ではでは早速。
先ほど私もOVAを見てきたんですが、まず最初に飛び込んできたのがとてもきれいな海と空の風景ですね。
そうです。海とか空とか、自然がきれいっていうのがこの作品の特徴のひとつです。 作画上も気を使って描いているっていうのもあるんですが、実際にきれいなんですよ。 実は10年前の「大戦」の影響があって。10年前、「ワーム」を殲滅するための作戦で人類は多くの犠牲を払って撃退に成功したんですけど、そのときに多くの人工物にも被害が出てしまったんです。でも、逆にそのために、今度は自然の勢いがもり返してきている状態が、この世界と。
おおっと。これはいきなり重要な話ですね。
■「日本も半分ぐらい水没しているかな」
戦いの中で文明自体もかなり破壊されてしまって、人類も衰退しているんですけど、そこから力強く立ち上がりつつある。 そんな世界を美しく描いてゆきたいというのが岩崎監督と、制作チーム一同の想いです。
文明がずいぶん破壊された、ということですが……なんだか陸地が海に沈んでいるみたいですね?
そうそう、地球上の陸地の50%が水没しているんだ。南極の氷が解けたっていうのが原因で。 日本も半分ぐらい水没しているかな。
じゃあ、東京なんかは大変なことになってます?
横須賀に追浜(おっぱま)って言う土地があるんだけど、そこに基地試験場ができているっていう設定です。 音羽は瀬戸内海の小島から、可憐は仙台からその追浜の基地にやってくるっていうのが一話のお話。
横須賀は無事だったんですか。
うん。だけど建物なんかは相当破壊されているよ。
日本がそんな状況ですけど、他の国はどんな感じなんですか?
ワームは世界中に侵攻していたからどこの国も似たような状況だね。 各国の政府はもう壊滅しつつあって、世界規模の「統合人類軍」を組織してワームの撃退に当たっていたんだ。
じゃあ、後に音羽たちが所属することになる軍って言うのも、その「統合軍」なんですか?
そもそも「国」という概念がなくなっているからね。「統合軍」の極東方面支部みたいな感じで駐留してると思ってくれればいいよ。
それが10年前の出来事と……
物語の開始時点では、一般的には「平和」って思われているんでしょうか。
そうそう。一般的には平和な時代という認識。 そもそもソニックダイバーも人命救助とか治安維持とか、そういう平和利用のための技術として開発されたんだ、オフィシャルには。
えっ!戦闘用の機械じゃないんですか。
表向きにはね。
えーっと。でもOVAを見る限りはなんかバリバリ戦ってるんですけど(汗)
いやー、おもいっきりワームと戦ってるねー。必殺技もあるしー(笑) まあストーリー的には戦うことになるんだよねー
まあ、そうですよねー(汗)
たとえば緋月はOVAには出てこなかったりとか、ソニックダイバーそれぞれに専任の整備担当がついているとか、OVAとTVシリーズを見比べるといくつか設定は変わっているところがあるから、必ずしもOVAのストーリーをなぞるわけではないけど。 でも、TVシリーズでもああいう戦闘は描かれますね。
はい。
TVシリーズで出てくる緋月はソニックダイバーの開発担当補佐官なんだけど、彼は腹に一物抱えながら、いろいろ思うところがありつつ開発に参加している。 平和利用するはずのソニックダイバーが、どういう経緯でがワームと戦うようになるか、兵器として扱われるようになっていくかは、TVシリーズの中でおいおい語られますよ。
■「本当は裸が一番いいの」
そのソニックダイバーなんですが、あれってものすごいスピードで飛んでません?
ものすごい速いよー。 もちろん生身のままあんなのに乗ったら大変なことになるから、モーションスリットを着て、ナノスキンを纏って体を防御するようになっている。 ナノスキンっていうのがが体を防御してくれるんだけど、21分17秒の寿命があるの。寿命を過ぎてしまうとナノスキンが分解してしまうので、そうするとソニックダイバーに乗っているパイロットは……
大変なことに……
そう。大変なことになる。 活動限界が迫る中戦うってやっぱり燃えるよね。
出撃直前にカプセルみたいなのに入って何かが体の表面に処理しているのはそういう理由なんですね。
ナノスキンジェルを体に塗布して一定の電圧を流すと活性化する。活性化したナノスキンは、ソニックダイバーシステムと一体化することで、パイロットを完全防護し、高空・高速での生命維持活動も行う……ってことになってます(笑)。
ナノスキンが防御の役割ということは、パイロットスーツの方はどうなんでしょう?
「モーションスリット」ね、極力素肌に近い状態でナノスキンジェルを塗布しないといけないから。だからああいうデザインになってるの。露出が多いのも生地が薄いのもちゃんと理由があるんだからね(笑)。本当は裸が一番いいの。
趣味じゃないんだぞーって(笑)
ナノスキンはパイロットの防護だけじゃなくて、ソニックダイバーとの同調のための役割もあるんだ。 そもそもソニックダイバーって言うのは各個体毎に大きな違いがあって、搭乗者との間でDNAレベルの同調が必要なんだね。その同調はナノスキンを介して行われてる。
DNAレベルでの同調ですか。なんだか単なる機械には思えないんですが、なにか秘密があったりします?
もともとソニックダイバーは高速精密活動、小回りがきいて様々な作業をこなせるというのを目的として開発されたんだけど、実は……みたいな。 さっきも言ったけど、軍には戦闘機みたいな主力は他にあるのに、もともと平和利用目的ということになっているソニックダイバーが、なぜ、ワームと戦うことになったのかとか、そういう秘密はあったりとかするんで。
ほうほう。
OVAでも音羽がピンチになったとき、なにか「覚醒した」みたいな表現もあったしね。まあ、そんな感じで。
そういえば、音羽と零神がなんだか意思を通わせているみたいな雰囲気もありましたね。
基本的にソニックダイバーのパイロットは「同調」の適正があるからこそパイロットに選ばれているので、三人とも何らかのシンクロはしているんだけど、「同調率」というのは人によって違う。 だからこそ、音羽と可憐は民間人でありながらスカウトされたと。 反対に瑛花は志願してソニックダイバー隊に来ているので、実は同調率という意味ではぎりぎりのラインでしかないんだ。
瑛花って以前から軍にいたんですよね。
そう、戦闘機の部隊のエースパイロットで、あるきっかけがあってソニックダイバー隊に志願することになったの。 だから瑛花は飛行テクニックとか、そういう部分での技術は他の三人の中でもぴかイチ。軍人としても板についている感じかな。
■「音羽は俺の嫁」
瑛花はもともと軍人だったとして、あとの二人って民間人ですが。以前川澄さんがインタビューでもおっしゃっていましたが、音羽は実は海女さんだったって。
ええ、とっても優秀な海女さんでしたよ(笑)
その海女さんですが(苦笑)どういう経緯でスカウトされることになったんでしょう?
さっき言ったDNAレベルの相性が高いということでピックアップされたんだ。 音羽にしても、可憐にしても、民間人からパイロットになるというのはやっぱり一大決心だからね。スカウトされた段階ではソニックダイバーという物は知らなくて、新しい機体のテストパイロットにならないかという話なんだけど、その部分で彼女らがどういう気持ちで決心したのかをよく見ておいてほしいな。
まさに第一話の見所ですね。
なので、最初はソニックダイバーに乗るどころか、スカウトされて、追浜基地に集まって、訓練して……っていう手順を踏んでいくので。派手な空中アクションは、ちょっと待ってもらうことになるかな。
そのかわり、そこに至るまでの心象風景とかは丁寧に描いてゆくので、彼女たちに感情移入して鑑賞してもらうといいんじゃないかと思う。
はい。
できれば、「この娘が好き!」という思い入れを持ってもらえればうれしいな(笑)
ちなみに富Pはだれが一番好きなんですか?
みんな好きですよ(真顔)。あたりまえじゃじゃないですか!
「と、富Pは力強くおっしゃいました」、と(笑)
(笑)
メインの三人についてはいくつかお話を伺いましたけど、他のキャラクターたちのエピソードもよいですか?
そうそう、冬后は昔「黒騎士」と呼ばれたぐらいの戦闘機乗りで、いくつもの伝説を残していたりとか。
それは10年前の戦いで?
そそそ。10年前。
10年前のワームとの戦いで大怪我をしてしまって、もう空は飛べない、と。 そういう一種の「挫折」みたいな想いや、空への想いをソニックダイバーの三人に託しているっていうところもあるなぁ。
あと、OVAだと音羽と僚平がなんだかいい感じ?みたいな話がありましたが、TVシリーズでもああいう話もあったりするんですか?
そのあたりは見てのお楽しみってことで。
そんなこと言ってると「俺の音羽をとるなーっ」って叫び声が聞こえてきそうですが(笑)
(笑)是非。「音羽は俺の嫁」って言ってください。もちろん可憐も、瑛花も。
そういえば、TV版からの新キャラクター、エリーゼについてお話してないですね。
エリーゼのポイントはうさ耳だね(笑)
うさ耳っすか!
いやまあ、それは冗談として(笑) エリーゼはエリーゼで瑛花と違った感じでプライド高いんだよね。操縦の腕もかなりのものなんだけど。 出てくるのはちょっと先になるんで、合流を待っててください。
■「いいね、抱き枕(笑)」
さて、ちょっと打って変わってアニメの周辺情報のお話です。 まず「スカイガールズ」の作品というと、今回特別配信するOVA版が印象深いんですが、同時期に小説版も出版されていますよね。
ええ、小説もあります。小説版も、OVA版も、同じ「スカイガールズ」という設定を下敷きにしながらも、違っているところがいくつかあります。それぞれを楽しむと同時に、新しい「TVシリーズ・スカイガールズ」も楽しんで頂きたいなと。
なるほど。
あと、これからの展開なんですが、コミックの連載が始まります。 講談社の「マガジンZ」10月号(8月発売)から連載開始予定ですね。 マンガは大関詠嗣さんが書かれるのですが、この方は女の子だけでなくメカの描写がとてもカッコイイので、期待していてください。
コミックのほうのストーリーはどんな感じなんですか?
もちろんスカイガールズの設定、キャラは下敷きになりますが、ストーリーとしてはオリジナルになる予定です。私も楽しみにしていますよ。
他にもネタがあったら教えていただけますか?
そうだねー。今決まっているのはトレカとMMSとトレーディングフィギュアかな。
MMSっていうと、武装神姫のフィギュアですね。 ぐにぐに動かしていろんなポーズをつけたりできる。
フィギュアつながりだと、音羽が乗る「零神」のガレージキットがコナミスタイルで買えるんだけど。もう残り少ないみたいだから、今のうちに買っておかないと無くなっちゃうかも。
プレミア必至ですね。
ほかにもいろいろネタはしてるんだけど~まだちょっと公開できないかな。ゴメン。
以前熊坂さんの「スカイガールズへの道」でも書かれていましたけど、抱き枕とか面白そうですね。
いいね、抱き枕(笑)
■最後に……
さてさて長時間いろいろお話を聞かせていただきありがとうございます。 今までいろいろお伺いしましたが、「これは」というお話はあるでしょうか。
さっきもちょっと触れたんですけど、この作品はソニックダイバーに乗ってアクションしているだけじゃなくて、普段の生活とか訓練とかそういう部分も非常に多く描いてゆくんです。そんなキャラクターのパーソナリティの部分をしっかりと見ていってほしいなって考えてます。
なるほど。
そして彼女たちを好きになってください。
(笑)
そんな富Pこと富田プロデューサのブログがi-revoマイポータルで公開中。 製作現場の秘密の話が飛び出すかも?是非チェックしてくださいね。 http://mp.i-revo.jp/user.php/tomip/

軽いジャブのつもりで突撃したのですが、最初から作品の根幹の話が飛び出したりと、濃いお話盛りだくさんでした。このお話を踏まえたうえで、もう一度OVAを見直してみたり、第一話の予告を見たりするとまた何か違った発見があるかもしれません。 TVシリーズの放送開始はもうすぐです。 注目の第一話を見逃さないように、今から準備しましょう!!